だいぶ時間がかかってしまいましたが
「Beyond:Two Souls」をクリアしました。
前作「HEAVY RAIN」が好きだったので
今年一番楽しみにしていたゲームでした。
演じている俳優も有名ですしね。
エレン・ペイジもウィリアム・デフォーも
結構好きな俳優です。
[ストーリー]
生まれた時から見えない鎖で霊体と
繋がれた少女ジョディ。
その不思議な力ゆえに数奇な運命を辿る
彼女の人生を体感するアドベンチャーゲーム。
前作「Heavy Rain」は3人の主人公それぞれの視点で
1つの連続猟奇殺人事件を描いていましたが、
今作では主人公1人のみにスポットを当て
その分、15年という壮大なスケールで描いています。
そしてエレン・ペイジ、ウィリアム・デフォーという
有名俳優を起用しており、彼らの演技も見所です。
[グラフィック]
素晴らしいの一言。
PS3で最高レベルと思われます。
とにかく圧倒的なのがフェイシャルアニメーション。
顔の表情がリアルの人間と区別がつかないレベルです。
ただ1つ気になった点といえば、
エレン・ペイジは美化されているどころか
映画で見るよりちょっと劣化していると思いました。
もうちょっと可愛くなかったっけ?w
[システム]
プレイする映画という表現を見かけますが、
海外ドラマのほうが近いかもしれません。
ゲームはおまけ程度でムービー見ている時間のほうが
長いと思います。
動かせるサウンドノベルって感じですね。
ゲーム部分はほぼQTEで構成されています。
主人公と霊体両方を1つのコントローラーで動かすソロと
別々のコントローラーで動かすディオの2モードあります。
セーブデータは1つのみ。オートセーブとなります。
一度クリアしたチャプターは
チャプター選択で選ぶことができます。
[フリーズについて]
前作ではフリーズが大きな問題になっていましたので
あえてフリーズについて触れておこうと思います。
自分は今作3周プレイしましたがフリーズは3回。
異常にロードが長くなる現象も数回ありましたが、
前作のように進行不能になるような酷いものではないです。
[トロフィー]
難易度★ 面倒臭さ★★★
非常に簡単です。ただし面倒臭いです。
ただ、セーブ周りが雑な作りのため
エンディング分岐点やフラグ立てのところで
セーブデータを残すことができず、
すべてのエンディングを見るのに一苦労します。
注意する点はディオモードでのトロフィーが2つあり、
コントローラーを2つ用意するか
Androidのアプリ「Beyond touch」が必要。
「Beyond Touch」はPS3とAndroidが
同一のWi-fi接続であることが条件となるため、
ネットワーク環境がネックになります。
どちらも難しい場合は諦めるしかないかも。
デュオモード関連の他にネックになるのは
「エンディングマスター」(全EDを見る)ですね。
見るべきエンディングは7つ。
1周10時間くらいでクリアできますが、
1.5~2周+最後のチャプター5回プレイが必要。
攻略サイト見ずに1周目自力でプレイすると
コンプまでは40時間くらいかかるかも。
ネタバレ覚悟で攻略サイトをがっつりみれば
もう少し時間は短縮できると思いますが・・・。
ゲームの楽しむか効率を取るか、
プレイヤー次第ですかね。
[GOOD]
・ドラマ性が高く、感情移入できる
・ストーリーの完成度が高い
・俳優の演技が最大限に生かされたグラフィック
「Heavy Rain」では主人公格が3人いたこともあり、
一人一人について細かく描ききれてなかったし
最後やや無理やりまとめた感があったんですが、
今作はストーリーの完成度が高いです。
本当に海外ドラマを見ているみたいで
かなり主人公に感情移入してしまいました。
主人公の子供の頃から成長を見守り
過酷な運命を共に体感できます。
ストーリー展開もドラマティックで、
どのチャプターも見所があります。
人間ドラマ、SF、ホラーなど様々な要素が詰まっており、
最後まで退屈することなくプレイできましたよ。
最初は時系列バラバラすぎてわかりづらいと
思いましたけどね。
でも、一部のエンディングでなぜ時系列がバラバラなのか
説明されていますのでそれで納得できました。
それからグラフィックが本当に素晴らしい。
圧倒的な技術力に感服ですね。
ゲーム開始から最後までCGという気がしなかったです。
細かい顔の筋肉まで繊細に表現されていて
限りなく実写に近いCGを超えたグラフィックと
言ってもいいでしょう。
LAノワール以上かもしれません。
細かい表情までキャプチャーできるからこそ
エレン・ペイジやウィリアム・デフォーの演技力を
最大限に生かし、ユーザーをストーリーに引き込み
魅了することができるんだと思います。
[BAD]
・セーブデータが1つしか保存できない
・ムービー、スタッフロールをスキップできない
・QTEがゲームとしてほとんど機能していない
・霊体の操作性にストレス
セーブ周りの作りが雑すぎます。
セーブデータは1つしか作れず
しかもオートセーブで上書き。
マルチエンディングのゲームで
セーブデータこちらで管理できないって
かなりマイナス要素だと思います。
全部のエンディングを見てみたいって思う
ユーザーの心をへし折りたいんですかね。
あれだけ作業が必要になると
途中で嫌になってもう見なくていいやって
やめる人も結構いるんじゃないでしょうか。
せっかく作ったエンディングすら見てもらえないって
開発側にとってもマイナスだと思うんですけどね。
このゲーム、ムービーのスキップが一切できません。
まぁ、ムービーがほとんどを占めるゲームだし
スキップできないのはまぁまだ納得できます。
でも、スタッフロールまでスキップ不可なのは
どう考えてもクソですよ。
前述の通り、セーブ周りがクソなのに加え、
ムービーもスタッフロールもスキップできないとか
全ED見たいユーザーを萎えさせる要素が多すぎる。
なお、ED関連のトロフィーはスタッフロール終了後に
アンロックされますので、恐らく最後まで見ないとダメと
思われます。
アドベンチャーゲームというジャンルでいえば
日本のノベルゲーって親切設計だなと思いました。
早送り機能やシーンスキップついてるし
セーブデータもいくつも残せるし
すごくユーザーが思考錯誤しやすいように
できてますよね。
それからQTEがあまりにゲームとして機能してません。
指示されたQTE失敗してもほとんどペナルティなし、
ストーリー上影響もなし。
(最後のチャプターは除く)
選択肢も選ばないと勝手に決められます。
ここまでくるともうユーザーが操作する必要がない。
前作のほうがまだゲームの一部として
機能していたと思います。
唯一ゲームらしい要素だった霊体の操作ですが、
操作性、主にカメラワークに難があります。
ちょっとグラグラした動きをするので
酔う人もいるかもしれません。
難易度カジュアルは移動できる場所が少なく、
痒いところに手が届かない感じで
あともうちょっと自由にカメラ動かせたら・・・と
思うところも多かったです。
逆に難易度コアのほうだと自由に動かせても
上下の動きがやりづらくてイライラします。
[総合]
海外ドラマが好きな人、映画が好きな人向け。
壮大なストーリーとリアルなグラフィクと
俳優の演技を楽しむゲーム。
ゲーム性はかなり低く、操作のほとんどがQTEなので
そういうゲームが嫌いな人には向きません。
[評価]3980/3679円
「Beyond:Two Souls」をクリアしました。
前作「HEAVY RAIN」が好きだったので
今年一番楽しみにしていたゲームでした。
演じている俳優も有名ですしね。
エレン・ペイジもウィリアム・デフォーも
結構好きな俳優です。
BEYOND : Two Souls (初回生産限定版) (初回封入特典 追加シーン・オリジナルサウンドトラックなど豪華ダウンロードコンテンツ 同梱) (2013/10/17) PlayStation 3 商品詳細を見る |
[ストーリー]
生まれた時から見えない鎖で霊体と
繋がれた少女ジョディ。
その不思議な力ゆえに数奇な運命を辿る
彼女の人生を体感するアドベンチャーゲーム。
前作「Heavy Rain」は3人の主人公それぞれの視点で
1つの連続猟奇殺人事件を描いていましたが、
今作では主人公1人のみにスポットを当て
その分、15年という壮大なスケールで描いています。
そしてエレン・ペイジ、ウィリアム・デフォーという
有名俳優を起用しており、彼らの演技も見所です。
[グラフィック]
素晴らしいの一言。
PS3で最高レベルと思われます。
とにかく圧倒的なのがフェイシャルアニメーション。
顔の表情がリアルの人間と区別がつかないレベルです。
ただ1つ気になった点といえば、
エレン・ペイジは美化されているどころか
映画で見るよりちょっと劣化していると思いました。
もうちょっと可愛くなかったっけ?w
[システム]
プレイする映画という表現を見かけますが、
海外ドラマのほうが近いかもしれません。
ゲームはおまけ程度でムービー見ている時間のほうが
長いと思います。
動かせるサウンドノベルって感じですね。
ゲーム部分はほぼQTEで構成されています。
主人公と霊体両方を1つのコントローラーで動かすソロと
別々のコントローラーで動かすディオの2モードあります。
セーブデータは1つのみ。オートセーブとなります。
一度クリアしたチャプターは
チャプター選択で選ぶことができます。
[フリーズについて]
前作ではフリーズが大きな問題になっていましたので
あえてフリーズについて触れておこうと思います。
自分は今作3周プレイしましたがフリーズは3回。
異常にロードが長くなる現象も数回ありましたが、
前作のように進行不能になるような酷いものではないです。
[トロフィー]
難易度★ 面倒臭さ★★★
非常に簡単です。ただし面倒臭いです。
ただ、セーブ周りが雑な作りのため
エンディング分岐点やフラグ立てのところで
セーブデータを残すことができず、
すべてのエンディングを見るのに一苦労します。
注意する点はディオモードでのトロフィーが2つあり、
コントローラーを2つ用意するか
Androidのアプリ「Beyond touch」が必要。
「Beyond Touch」はPS3とAndroidが
同一のWi-fi接続であることが条件となるため、
ネットワーク環境がネックになります。
どちらも難しい場合は諦めるしかないかも。
デュオモード関連の他にネックになるのは
「エンディングマスター」(全EDを見る)ですね。
見るべきエンディングは7つ。
1周10時間くらいでクリアできますが、
1.5~2周+最後のチャプター5回プレイが必要。
攻略サイト見ずに1周目自力でプレイすると
コンプまでは40時間くらいかかるかも。
ネタバレ覚悟で攻略サイトをがっつりみれば
もう少し時間は短縮できると思いますが・・・。
ゲームの楽しむか効率を取るか、
プレイヤー次第ですかね。
[GOOD]
・ドラマ性が高く、感情移入できる
・ストーリーの完成度が高い
・俳優の演技が最大限に生かされたグラフィック
「Heavy Rain」では主人公格が3人いたこともあり、
一人一人について細かく描ききれてなかったし
最後やや無理やりまとめた感があったんですが、
今作はストーリーの完成度が高いです。
本当に海外ドラマを見ているみたいで
かなり主人公に感情移入してしまいました。
主人公の子供の頃から成長を見守り
過酷な運命を共に体感できます。
ストーリー展開もドラマティックで、
どのチャプターも見所があります。
人間ドラマ、SF、ホラーなど様々な要素が詰まっており、
最後まで退屈することなくプレイできましたよ。
最初は時系列バラバラすぎてわかりづらいと
思いましたけどね。
でも、一部のエンディングでなぜ時系列がバラバラなのか
説明されていますのでそれで納得できました。
それからグラフィックが本当に素晴らしい。
圧倒的な技術力に感服ですね。
ゲーム開始から最後までCGという気がしなかったです。
細かい顔の筋肉まで繊細に表現されていて
限りなく実写に近いCGを超えたグラフィックと
言ってもいいでしょう。
LAノワール以上かもしれません。
細かい表情までキャプチャーできるからこそ
エレン・ペイジやウィリアム・デフォーの演技力を
最大限に生かし、ユーザーをストーリーに引き込み
魅了することができるんだと思います。
[BAD]
・セーブデータが1つしか保存できない
・ムービー、スタッフロールをスキップできない
・QTEがゲームとしてほとんど機能していない
・霊体の操作性にストレス
セーブ周りの作りが雑すぎます。
セーブデータは1つしか作れず
しかもオートセーブで上書き。
マルチエンディングのゲームで
セーブデータこちらで管理できないって
かなりマイナス要素だと思います。
全部のエンディングを見てみたいって思う
ユーザーの心をへし折りたいんですかね。
あれだけ作業が必要になると
途中で嫌になってもう見なくていいやって
やめる人も結構いるんじゃないでしょうか。
せっかく作ったエンディングすら見てもらえないって
開発側にとってもマイナスだと思うんですけどね。
このゲーム、ムービーのスキップが一切できません。
まぁ、ムービーがほとんどを占めるゲームだし
スキップできないのはまぁまだ納得できます。
でも、スタッフロールまでスキップ不可なのは
どう考えてもクソですよ。
前述の通り、セーブ周りがクソなのに加え、
ムービーもスタッフロールもスキップできないとか
全ED見たいユーザーを萎えさせる要素が多すぎる。
なお、ED関連のトロフィーはスタッフロール終了後に
アンロックされますので、恐らく最後まで見ないとダメと
思われます。
アドベンチャーゲームというジャンルでいえば
日本のノベルゲーって親切設計だなと思いました。
早送り機能やシーンスキップついてるし
セーブデータもいくつも残せるし
すごくユーザーが思考錯誤しやすいように
できてますよね。
それからQTEがあまりにゲームとして機能してません。
指示されたQTE失敗してもほとんどペナルティなし、
ストーリー上影響もなし。
(最後のチャプターは除く)
選択肢も選ばないと勝手に決められます。
ここまでくるともうユーザーが操作する必要がない。
前作のほうがまだゲームの一部として
機能していたと思います。
唯一ゲームらしい要素だった霊体の操作ですが、
操作性、主にカメラワークに難があります。
ちょっとグラグラした動きをするので
酔う人もいるかもしれません。
難易度カジュアルは移動できる場所が少なく、
痒いところに手が届かない感じで
あともうちょっと自由にカメラ動かせたら・・・と
思うところも多かったです。
逆に難易度コアのほうだと自由に動かせても
上下の動きがやりづらくてイライラします。
[総合]
海外ドラマが好きな人、映画が好きな人向け。
壮大なストーリーとリアルなグラフィクと
俳優の演技を楽しむゲーム。
ゲーム性はかなり低く、操作のほとんどがQTEなので
そういうゲームが嫌いな人には向きません。
[評価]3980/3679円
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2013/12/29 (日) [PS3]
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